武蔵野徳洲会病院

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診療科・部門案内 section

診療科・部門案内

泌尿器科

当院泌尿器科のページをご覧いただきありがとうございます。
泌尿器科は副腎、腎臓、尿管、膀胱、尿道、陰茎、陰嚢、精巣、前立腺など幅広い臓器を扱う診療科です。
当科では経験豊富な専門医が、それぞれの専門領域に応じて診療します。

概要・特色

概要

泌尿器科では、尿路や男性生殖器の泌尿器科全般に対応いたします。主な対象疾患は下記のとおりです。

  1. 尿路生殖器悪性性腫瘍(腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌など)の診断と治療
  2. 排尿の異常(排尿困難、頻尿、夜間頻尿、過活動膀胱など)の薬物療法、手術療法
  3. 尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石)の治療

特色

上記疾患に対して、患者さんの痛みや苦痛の少ない診断、治療を心がけています。

1.前立腺癌に対するロボット支援手術

転移の無い前立腺癌に対して、手術(前立腺全摘術)による治療を行います。
手術には開腹手術・腹腔鏡手術・ロボット支援腹腔鏡手術があります。
腹腔鏡手術は腹部に数カ所の穴をあけ、細長いカメラや操作器具を挿入して行う手術です。小さな傷で手術を行うため、出血が少ない・術後の回復が早いなどの利点があります。
腹腔鏡手術では複雑な操作を行いにくいという欠点がありました。この欠点を補うために登場したのがロボット支援腹腔鏡手術です。細長いロボットアームを操作することにより、より繊細で緻密な手術ができるようになりました。腹腔鏡手術のメリットを生かしたうえで、より質の高い手術を行うことができます。
当院ではロボット支援手術を、2021年度に導入しました。
国産ロボットhinotoriを導入し、数多くの手術を行っています。
低侵襲・ロボット手術センター参照

2.腎臓癌に対するロボット支援手術

早期の腎臓癌に対して、ロボット支援腹腔鏡科腎部分切除術を行っています。
片側の腎臓全体を摘出するのではなく、癌とその周囲のみを摘出する方法です。
手術には開腹手術・腹腔鏡手術・ロボット支援腹腔鏡手術があります。
腹腔鏡手術は腹部に数カ所の穴をあけ、細長いカメラや操作器具を挿入して行う手術です。小さな傷で手術を行うため、出血が少ない・術後の回復が早いなどの利点があります。
腹腔鏡手術では複雑な操作を行いにくいという欠点がありました。この欠点を補うために登場したのがロボット支援腹腔鏡手術です。細長いロボットアームを操作することにより、より繊細で緻密な手術ができるようになりました。腹腔鏡手術のメリットを生かしたうえで、より質の高い手術を行うことができます。
当院ではロボット支援手術を、2021年度に導入しました。
国産ロボットhinotoriを導入し、数多くの手術を行っています。
低侵襲・ロボット手術センター参照

3.膀胱癌・腎盂癌・尿管癌に対する内視鏡手術(ロボット支援手術開始予定)

初期の膀胱癌または診断の確定していない膀胱腫瘍に対して経尿道的膀胱腫瘍切除術を行います。尿道から切除用の内視鏡を挿入して、膀胱の内側から腫瘍の部分のみを切除する手術です。体を切開しないので、傷は残りません。
経尿道的膀胱腫瘍切除術で取りきれない癌に対しては腹腔鏡下膀胱全摘除術を行っています。従来の開腹手術に比べ出血が少なく、小さな傷でできるため術後の回復が早いなどの利点があります。必要に応じて術前・術後に化学療法(抗癌剤治療)を併用します。

腎盂癌・尿管癌に対しては腹腔鏡下腎尿管全摘除術を行なっています。
膀胱癌と同様、従来の開腹手術に比べ出血が少なく、小さな傷でできるため術後の回復が早いなどの利点があります。必要に応じて術前・術後に化学療法(抗癌剤治療)を併用します。

膀胱癌・腎盂癌・尿管癌の上記手術について、近日中にロボット支援手術へ移行する予定です。

4.腎臓結石・尿管結石に対する内視鏡手術

尿管結石に対して、尿道から内視鏡を挿入してレーザーを用いて結石を破砕・摘出する経尿道的腎尿管結石破砕術を行なっています。
また、腎臓結石に対しては背中から腎臓に穴をあけて内視鏡を挿入する経皮的腎尿管結石破砕術を行なっています。
腎臓内から上部尿管にかけて大きめの結石がある場合などには、上記2種類の方法を組み合わせて同時に行う手術法(ECIRS)も積極的に行なっています。
尿路結石治療24時間センター参照

5. 腎臓結石・尿管結石に対する体外衝撃波治療

腎臓結石・尿管結石に対して体外から皮膚を通して衝撃波(振動の一種)をあて、体内で結石のみを破砕して尿と一緒に排泄されるようにする治療法です。
通常1泊2日の入院または日帰りで行なっています。
結石の状態によっては行なうことができない場合もあります。
尿路結石治療24時間センター参照

6. 腎結石・尿管結石で緊急を要する場合

尿路結石症は以下の緊急事態を引き起こすことがあります。

  1. 尿管結石発作
  2. 結石性腎盂腎炎(けっせきせいじんうじんえん)
  3. 急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)
  4. 尿閉(にょうへい)

詳細は結石治療24時間センターの同項目を参照してください。

7.前立腺肥大症に対するレーザー手術

前立腺肥大症では肥大した前立腺が排尿のじゃまをして排尿困難・頻尿・残尿感などの症状を生じさせます。前立腺肥大症に対する手術は、前立腺の肥大した部分を取り除き、尿の通り道を大きく広げることで症状の改善を目指します。通常は尿道から
治療用の内視鏡を挿入して行う経尿道手術を行います。
従来は電気メスを用いて肥大した前立腺を切除する経尿道的前立腺切除術を行っていました。しかし、出血が多く(時として輸血が必要)、術後の尿道カテーテル留置期間も長めになることがありました。
当院ではツリウムレーザーを用い、前立腺の肥大部分のみを蒸散させる方法を用いています。術中・術後の出血が少なく、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を継続しながら行うことも可能です。また、従来法に比べ術後の尿道カテーテル留置期間も短くなり早期退院が可能となります。
低侵襲・ロボット手術センター 前立腺肥大症の手術 ツリウムレーザー前立腺蒸散術(ThuVAP)参照

ツリウムレーザー手術装置

8.前立腺癌診断のための前立腺生検

健康診断などでPSA(前立腺癌の腫瘍マーカー)の値が高いと指摘された場合、前立腺癌が疑われます。
本当に前立腺癌があるかどうかを確定するためには、前立腺の組織を採取して前立腺癌細胞を確認する必要があります。そのために行うのが前立腺生検です。
当院では全身麻酔の一種(静脈麻酔)を用いて、完全に寝ていただいた状態で検査を行います。痛みなどの苦痛を感じることなく検査を受けていただくことが可能です。
実際の検査は肛門から検査用の器具(超音波検査プローべ)を挿入して、前立腺を超音波で確認しながら針を刺し、組織を採取します。
検査時間は麻酔の時間も含めて30分から1時間程度ですが、出血・発熱・排尿困難などを生じる場合もあるため1泊2日の入院が必要となります。

9.腎臓癌・膀胱癌・腎盂癌・尿管癌に対する薬物治療

手術だけでは全ての癌を取り除くことができない場合や、手術を補助する目的で癌に対する薬物療法を行います。

腎臓癌の場合には分子標的薬や免疫チェクポイント阻害剤を単独または組み合わせて使用します。
膀胱癌・腎盂癌・尿管癌の場合、ひと繋がりの臓器であり同じ性質のがん(尿路上皮癌)ができるため同じ薬を用います。抗癌剤や免疫チェックポイント阻害剤を使用します。

・抗癌剤:薬の持つ作用で直接癌細胞を攻撃・死滅させる薬剤です。
・分子標的薬:癌細胞周囲の血管を減らし、癌細胞への血流を減らすことで癌を縮小させる薬剤です。
・免疫チェックポイント阻害剤:癌細胞周囲では免疫細胞(体を守り、癌を攻撃する機能がある細胞)の活動が低下しています。免疫細胞が本来の活動をできるようにすることで癌を縮小させる薬剤です。

がんによる痛みなどの苦痛が生じている場合には、がん性疼痛の緩和治療も行います。

夜間頻尿専門外来(編集中)

結節性硬化症専門外来

結節性硬化症に対する集学的治療

結節性硬化症診療の現状

結節性硬化症は全身の臓器に過誤腫を生ずると同時に白斑やてんかんなどを生ずる遺伝性の疾患で、年齢により脳(上衣下巨細胞性星細胞腫:SEGA)、肺(リンパ脈管平滑筋腫症:LAM)、目(網膜過誤腫)、心臓(心横紋筋腫)、腎臓 (血管筋脂肪腫:AML)など多くの臓器に所見・症状を呈する疾患です。このように結節性硬化症は小児から成人にわたり、多くの臓器に異常を呈するため、関係各科が協力して治療方針を決めて行く必要があります。結節性硬化症は2015年に指定難病に認定され、治療薬の開発も進み、診療環境は年々向上しています。 しかし、結節性硬化症を全身病として総合的に診療できる施設は東京都内では限られているのが現状です。

結節性硬化症診療チームによる関係各科の連携

武蔵野徳洲会病院では、結節性硬化症に生じる全ての症状に対して治療ができます。 そこで、適切な時期に検査と治療を効率的に行う目的で、結節性硬化症診療チーム(TSC診療チーム)を結成いたしました。 主な診療科を中心に、関連科関係各科(泌尿器科、皮膚科、脳神経外科、小児科、呼吸器内科/外科、脳神経外科、歯科口腔外科、放射線科)と連携しながら総合的に診療します。 各科が協力し相互に連携し、それぞれの患者さんに最も適した治療を提供する様につとめます。

受診をご希望される場合

受診をご希望される場合は現在通院中の先生または医療機関から予約専用ダイヤル( TEL:042-429-3080 予約受付/ 平日 14 時~ 17 時 翌日以降の予約)を通してご予約ください。泌尿器科受診後に各科への紹介も可能です。

結節性硬化症の年齢期ごとの症状の発現時期

金田眞理、他。日皮会誌2008, 118:1667-167より改変

医師紹介

桶川 隆嗣
  • 院長
  • 桶川 隆嗣(オケガワ タカツグ)
役職 院長
専門分野 泌尿器腫瘍学 ロボット/腹腔鏡手術
資格・専門医 医学博士
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
泌尿器ロボット支援手術プロクター認定(前立腺癌、腎癌、膀胱癌)
杏林大学泌尿器科学客員教授
出身大学 杏林大学卒

 患者さんやご家族の皆様方に信頼され、喜ばれるよう精進してまいります

板谷 直
  • 部長
  • 板谷 直(イタヤ ナオシ)
役職 部長
専門分野 泌尿器一般
資格・専門医 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
出身大学 杏林大学卒
小田金 哲広
  • 医長
  • 小田金 哲広(オダガネ アキヒロ)
役職 医長
専門分野 泌尿器科内視鏡手術
腹腔鏡手術
資格・専門医 日本泌尿器科学会 専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医
出身大学 杏林大学卒

患者様の負担が少ない治療、傷の小さな手術を心がけています。
抗がん剤治療などもなるべく副作用を軽減するようにし、ご希望があれば副作用に対する漢方薬の併用なども行っています。

大岩 祐一郎
  • 医長
  • 大岩 祐一郎(オオイワ ユウイチロウ)
役職 医長
専門分野 尿路結石症、泌尿器科一般
資格・専門医 日本泌尿器科学会専門医・指導医

尿路結石症でお悩みの方、ご自身にあった治療・予防について相談させてください!

奴田原 紀久雄
  • 顧問・尿路結石治療24時間センター長
  • 奴田原 紀久雄(ヌタハラ キクオ)
役職 顧問・尿路結石治療24時間センター長
専門分野 尿路結石
資格・専門医 日本泌尿器科学会専門医・指導医
杏林大学泌尿器科学名誉教授
出身大学 岩手医科大学卒
吉野 修司
  • 顧問
  • 吉野 修司(ヨシノ シュウジ)
役職 顧問
専門分野 泌尿器一般
資格・専門医 医学博士
日本泌尿器科学会専門医・指導医
出身大学 東京医科歯科大学卒

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