大脳から脳幹部、小脳、脊髄、末梢神経および筋肉にまでいたる神経系に関連する病気すべてを診察致します。
器質的な疾患も機能的な疾患も診察いたします。

中枢神経系

脳卒中、認知症、パーキンソン病、多発性硬化症、脊髄小脳変性症、筋委縮性側索硬化症、てんかん、片頭痛、顔面けいれんなど

末梢神経系

糖尿病などの原因による多発神経炎、ギランバレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー、神経因性疼痛など

神経筋接合部

重症筋無力症、悪性腫瘍によるイートンランバート症候群など

骨格筋系

多発筋炎、ステロイドによる筋症、電解質異常あるいはホルモン異常による筋症など

頭痛外来のおすすめポイント

• 世界保健機構（WHO）は片頭痛を障害生存年数（理想的ではない健康状態で過ごす年数）が増加する疾患の第二位に位置づけており、片頭痛は日常生活への負担がきわめて大きい疾患であることが世界的に知られるようになってきています。
• 日本では慢性頭痛を有する人は約4,000万人と推定されており、主な頭痛として片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などが知られています。
• その中でも約840万人は片頭痛患者であり、毎日60万人もの人が片頭痛発作により苦痛を感じていること、しかしながらおよそ7割の片頭痛患者さんは医療機関を受診せず、市販薬のみで対処している人も多いとされています。
• 市販薬の乱用など、不適切な頭痛のマネージメントは薬剤の使用過多による頭痛（薬物乱用頭痛）を引き起こすことにもなります。
• 頭痛は見た目にはわかりにくい苦痛であり、外からなかなか理解してもらえないこともあるかと思います。適切な頭痛診断と治療により、日常生活の質の向上や、頭痛による生活への支障を軽減することが可能です。一度専門外来に相談ください。

（上記は頭痛の診療ガイドライン2021を参考とした文章です。）

神経筋疾患が疑われたら遠慮なくご紹介ください。紹介状はごく簡単な病歴の記載があれば十分です。