
武蔵野徳洲会病院 院長
桶川 隆嗣
2021年4月1日より武蔵野徳洲会病院の院長に就任いたしましたので ここに謹んで御報告申し上げます。当院は開院してから6年が経ち、今年7年目を迎えることとなります。病院としてはまだまだ若い病院ですが、前院長である阪本総長と共に、武蔵野徳洲会病院をさらに発展させるためスタッフや地域の先生方、患者さんのご協力のもと努力を惜しまない覚悟です。「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」を理念に、地域医療に少しでも貢献できますよう微力ながらも誠心誠意努力してまいりたいと存じます。
新型コロナウィルス感染症は2021年を迎えた今でも収束の兆しはなく、むしろ新たな緊急事態宣言が発出されるほどです。新型コロナウィルス感染症の診断、治療に関しても西東京市並びに西東京市医師会の協力のもと「西東京市発熱外来」、「西東京市医師会PCR検査センター」を開設いたしました。4月以降は「ワクチン接種外来」を設置し、地域へ最大限貢献する所存です。また、入院患者さんやそのご家族には感染防止のため面会制限などでご迷惑やご不便をおかけしており病院としましては少しでも安心していただけるようにタブレット型コンピューターを利用したオンライン面会や家族カンファレンスを始めつつあります。
武蔵野徳洲会病院は、「かかりつけ病院」を標榜しております。「職員自身や家族がかかりたい病院』になれば「患者さんにとっても最もかかりたい病院になる」と確信しており、信頼される「かかりつけ病院」になるよう日夜職員一丸となって努力しております。
今年度より外科系である脳神経外科医師・形成外科医師・泌尿器科医師の増員、さらに婦人科・耳鼻科の医師が常勤することとなりました。当院は低侵襲であるロボット・内視鏡手術を積極的に行い、当院に受診していただいた患者さんが当院で完結できる診療体制を構築してまいります。阪本総長の専門である救急医療は大変ご苦労された中、今では地域で救急搬送の多い病院のひとつとなりました。消防や地域社会から信頼される病院になっている証といえます。救急科医師も増員となり、更なる拡充ができると期待しております。
今後は、さらに医師の増員・施設内の充実(ICU, HCU, 放射線治療)を図り、地域の方にとって、「かかりつけ病院」として皆様に満足していただける病院となるよう尽力してまいります。