武蔵野徳洲会病院

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健診・人間ドック medical checkup

健診・人間ドック medical checkup

検査の説明

A.身体計測

BMI

やせているか、太っているかの指標です。身長、体重により計算します。やせすぎは、体力が少なくて、感染症や癌にかかりやすくなります。また太りすぎは高血圧、糖尿病、脂質異常症などの原因となり、動脈硬化疾患にかかりやすくなります。

腹囲

腹囲が大きな人は、内臓脂肪肥満の可能性が大きく、メタボリックシンドロームから動脈硬化性疾患にかかりやすくなります。

要注意(やせ) 基準値 要注意(肥満)
BMI 18.4以下 18.5~24.9 25.0以上
腹囲 男性 85cm未満 85cm以上
女性 90cm未満 90cm以上

B.聴力検査

1000Hzの低音と4000Hzの高音の聴力を調べます。聞こえた音の大きさが基準値より大きければ、聴力障害として、所見があったこととなります。一般的に加齢にて高音から聞こえにくくなってきます。

項目 基準値 聴力障害(所見あり)
1000Hz 30dB以下 35dB以上
4000Hz 30dB以下 35dB以上

C.眼科検査

視力

裸眼と、メガネやコンタクトレンズを付けて矯正視力を計測します。出来るだけ普段お使いのメガネやコンタクトレンズをお持ちになり、測定なさって下さい。

眼圧

眼球の圧力を計測します。高い場合、高眼圧症や、緑内障の疑いがあります。

眼底カメラ

眼底を撮影し、動脈硬化性変化、視神経の異常、緑内障の可能性など確認します。所見に応じて、眼科を受診し、ご相談下さい。

項目 要注意 基準値 要注意
視力 0.6以下 0.7以上 -
眼圧 7未満 7~21 22以上

D.呼吸器検査

胸部レントゲン写真

息を十分に吸った状態で、胸のレントゲンを撮影します。1回の撮影による被曝の程度は極めて微量ですが、2~3ヶ月以内に撮影して問題の無かった場合、控えるようお考え下さい。 肺炎や結核の痕、肺癌など有無など確認出来ます。

喀痰細胞診

痰を顕微鏡にて検査し、悪性細胞の有無など調べます。

肺機能検査

精一杯息を吸い込んだり、一気に吐いたりして、それらの機能を検査します。%肺活量が少ないのは、肺の膨らみが悪く、硬い状態であり、間質性肺炎、肺線維症の疑いが考えられます。 1秒率が少ない場合、肺気腫、慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患の疑いが考えられます。また喫煙は、肺機能悪化の原因となります。肺機能が低下する前に禁煙なさって下さい。

項目 基準値 異常値
%肺活量 80%以上 80%未満
1秒率 70%以上 70%未満

E.循環器検査

血圧

心臓が収縮し、血液を送り出すときの最高の血圧を収縮期血圧、心臓が拡張し、血液が還ってくる時の最低血圧を拡張期血圧と言います。 血圧を測定する時は、病院に来られた緊張などで高く出ることがありますので、深呼吸され、気を落ち着かせてから計測するように心掛け下さい。

項目 基準値 要注意 異常値
血圧 収縮期 129以下 130~159 160以上
拡張期 84以下 85~99 100以上

心電図検査

心臓における電気信号を記録し、異常がないか確認します。所見によっては、追加で精密検査をお受け下さい。

F.上部消化器

バリウム、もしくは内視鏡にて食道、胃、十二指腸を検査します。

胃透視検査

バリウムを飲んで、膨らんだ胃を撮影して胃壁の異常の有無を検査します。所見によっては、追加で内視鏡による精密検査をお受け下さい。

胃内視鏡検査

胃炎、胃潰瘍、胃癌の有無を観察します。粘膜異常疑われた場合、組織を採取する生検検査を行うことがあります。
胃にヘリコバクターピロリ菌がある場合、萎縮性胃炎、ポリープ、潰瘍、胃癌などの原因となります。ピロリ菌の有無を調べ、除菌する必要性があるかどうかは、内視鏡検査を行う医師と相談なさって下さい。

G.腹部超音波検査

超音波検査にて、肝臓、胆嚢、腎臓、膵臓、脾臓、大動脈に異常所見がないか確認します。所見に応じて、再検査や他の検査による精密検査をお受け下さい。

H.前立腺

男性は、年齢とともに前立腺が肥大したり、前立腺癌が増えてきます。また前立腺が肥大すると、夜間の排尿回数が増える原因ともなります。

前立腺腫瘍マーカー

直腸診、超音波検査、前立腺腫瘍マーカー検査(PSA)を通して、良性の肥大か、癌の疑いの有無を確認します。

項目 基準値 異常値
PSA 4未満 4以上

I.乳腺・婦人科

乳癌検診には、乳腺の触診、超音波検査、マンモグラフィがあります。触診は、検診にて行うというよりは、自分にて定期的に触っているかの確認の場でもあり、自己による触診の方が重要です。 乳癌は女性において一番多い癌であり、自分で発見しうる数少ない癌なのです。それ以外の検査として、若い人は超音波検査を中心に、閉経期以降の人はマンモグラフィ検査を中心に行っていくのをお勧めします。 腫瘍が見つかっても小さなものであれば、定期的に再検査をして経過観察してくこともあります。受診され相談する診療科は、婦人科ではなく、乳腺外科です。

婦人科検診には、婦人科医の内診、子宮頸部細胞診、下腹部の超音波検査、腫瘍マーカー(CA125)があります。所見によっては、婦人科を受診され、精密検査や再検査をお受けになって下さい。

項目 基準値 異常値
CA125 0.0~35.0未満 35.0以上

J.腎機能

項目 基準値 要注意 異常値
尿蛋白 陰性(-) (±)(+) (2+以上)
尿糖 陰性(-) (±)(+) (2+以上)
尿潜血 陰性(-) (±)(+) (2+以上)
尿素窒素 7.4~19.5 7.4未満、19.6以上
クレアチニン 1.2未満 1.2以上1.4未満 1.4以上
0.9未満 0.9以上1.1未満 1.1以上
尿酸 7以下 7.1以上8.0未満 8以上
便潜血 2回とも(-) 1回でも(+)

K.末梢血液検査

項目 基準値 要注意 異常値
白血球数 32~86未満 26~32未満 86~90未満 26未満、90以上
赤血球数 男性 400~540 360~400未 540~580未満 360未満、580以上
女性 360~490未満 330~360未満 490~520未満 330未満、520以上
血色素 男性 13~16.7未満 12~13未満 16.7~17.6未満 12未満、17.6以上
女性 11.4~14.7未満 10.8~11.4未満 14.7~15.6未満 10.8未満、15.6以上
ヘマトクリット 男性 38~49未満 35~38未満 49~52未満 35未満、52以上
女性 34~44 31~34未満 44~46未満 31未満、46以上
血小板数 12.2~30.5 10~12.2未満 30.6~40未満 10未満、40以上

L.炎症・血清検査

CRPは身体の一部分でも炎症があれば、高値になります。高い場合はその原因をお調べ下さい。 梅毒は性病の一種であり、以前の感染が、痕として残っていることもあります。リウマトイド因子は、リウマチにおいて、多く産生される酵素を検出する血液検査です。

項目 基準値 異常値
CRP 0.5未満 0.5以上
梅毒 陰性 陽性

M.肝機能・膵機能検査

肝機能異常は、飲酒、薬剤、脂肪肝などにより、酵素は上昇します。お酒を少量でも飲んで、すぐに赤くなる体質であれば、解毒酵素が少ない人です。飲酒をお控え下さい。
膵機能検査は、膵臓、唾液腺から分泌されるアミラーゼ値にて判定します。多い場合、どの部分からのものか、その分画を調べたりします。

項目 基準値 要注意 異常値
AST 30以下 31~50未満 50以上
ALT 30以下 31~50未満 50以上
γ-GTP 50以下 51~100未満 100以上
総蛋白 6.5~8.0 6.0~6.4、8.1~9.0 6.0未満、9.1以上
アルブミン 3.8~5.2 3.6~3.8未満 3.6未満

N.脂質検査

悪玉コレステロールのLDLコレステロール、善玉コレステロールのHDLコレステロールや、中性脂肪のアンバランスは脂質異常症です。 バランスが悪いと、動脈硬化性疾患の原因になると言われています。また女性が閉経すると、脂質異常症の傾向が増えますので注意が必要です。 バランスの良い食事と、適度な運動を心掛け下さい。

項目 基準値 要注意 異常値
総コレステロール 140~219 139以下、220~240未満 240以上
HDLコレステロール 40~90 35~40未満、91~100未満 35未満、100以上
LDLコレステロール 70~139 70未満、140~160未満 160以上
中性脂肪 50~149 50未満、150~250未満 250以上

O.糖尿病検査

空腹時血糖値、HbA1c(ヘモグロビン エー ワン シー)、インスリン値を計測します。血糖値が長時間高値である場合、動脈硬化が進行します。炭水化物(飲酒を含む)の摂取を控え、適度な運動が重要です。

HbA1cは、過去1,2ヶ月の血糖値の平均値であり、高い場合、耐糖能(血糖値を下げる能力)異常の可能性があります。また血糖値に比べ、食事の影響を受けにくく、正確に評価が出来ます。

インスリンは、血糖値を下げるホルモンですが、肥満などによりその効果が出にくい状況では、高値になることがあります。高値であればある程、肥満の原因となります。

項目 基準値 要注意 異常値
空腹時血糖 109以下 110~125 126以上
HbA1c 5.8以下 5.9~6.1 6.2以上

P.ウィルス肝炎

B型肝炎の抗原が陽性であれば、感染し肝炎を発症しているか、発症していないが人に感染させる可能性のあるキャリアです。
B型肝炎の抗体が陽性であれば、既に感染し治癒したか、ワクチンを接種した場合であり、心配ありません。
C型肝炎の抗体があれば、肝炎に感染している可能性があります。精密検査でお調べ下さい。

Q.甲状腺

甲状腺は代謝に関係するホルモンを分泌する組織です。
甲状腺ホルモンとそれを調整する甲状腺刺激ホルモンのバランスを採血にて確認します。
甲状腺ホルモンが多いと甲状腺機能亢進症であり、逆に少ないと甲状腺機能低下症です。

甲状腺は肥大または萎縮したり、腫瘍が認められることがあります。超音波検査にて確認します。腫瘤は大きくなってきた場合、細胞を採取する吸引細胞診を行うことがあります。

R.脳ドックMRI、MRA

MRI、MRAにより、脳実質、脳血管における異常の有無を確認します。脳動脈瘤、脳腫瘍、脳梗塞など異常に応じて、脳神経外科、脳卒中内科、もしくは脳神経内科を受診して頂くことがあります。

骨密度

骨密度を計測し、骨粗鬆症を早期に発見します。最近は、異常にやせた女性が増えていますが、 将来骨粗鬆症から、骨折し、寝たきりならないようにするためには、カルシウムだけではなく、十分なミネラル、蛋白質を摂取し、骨に荷重がかかる運動を心掛けることが重要です。

動脈硬化度検査(ABI/PWV)

ABIは上肢と下肢の血圧を測定することで、血管の狭窄や閉塞から来る動脈硬化性変化の有無を調べる検査です。 一方PWVは血液の拍動(脈波)が伝わる速度を計測し、血管の硬さを調べる検査であり、動脈硬化度や血管年齢が分かります。 それらの結果が悪かった場合、生活習慣の改善や、治療をお受けになり、定期的に再検査をなさって下さい。

ABC検診(胃がんリスク検診)

胃がんは日本人に多い癌であり、年間に男性で3万人、女性で2万人近くの方が亡くなっています。
定期的に検診を受けていると、早期で発見されることが多く、早く治療することで、完治する方も多くいらっしゃいます。

胃がん検診は、バリウム検査や内視鏡検査で行うのが一般的ですが、胃がんになりやすいかの危険因子を確認し、検診の必要性を判断する方法が出来ました。

ABC検診(胃がんリスク検診)は、採血を行い、胃がんの危険因子が多いか、少ないかを判定します。検査では、ペプシノーゲン検査と、ピロリ菌の感染の有無を確認し、A群・B群・C群とに分類します。

ペプシノーゲン検査は、血液中のペプシノーゲンの種類や量を計測し、胃粘膜の萎縮の程度を調べます。萎縮がひどい人ほど、胃がんのリスクは高くなります。

ピロリ菌検査は、血液中のピロリ菌に対する抗体を調べ、ピロリ菌に感染しているかを判定します。ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、委縮性胃炎などから胃がんになるリスクとなります。 ただしこの検査で陰性の方には、以前ピロリ菌に感染していて除菌後に陰性化した方と、委縮性胃炎が進行し、陰性化した方も含まれますので注意が必要です。

A群 ペプシノーゲン検査陰性、ピロリ菌検査陰性の方で、健康的な胃粘膜で、胃がんのリスクが最も低い方です。
(胃がんは発見されていません。)
B群 ペプシノーゲン検査陰性、ピロリ菌検査陽性の方で、少し弱った胃です。胃潰瘍・十二指腸潰瘍などに注意しましょう。
(少ない確率で胃がんが発見されています。)
C群 ペプシノーゲン検査陽性、ピロリ菌検査陽性、陰性を含む方です。
胃がんなどの病気になりやすいので、定期的な検査を心掛けて下さい。

ただし、明らかな上部消化器症状がある場合、上部消化器疾患治療中の方、プロトンポンプ阻害剤服用中の方、胃切除後の方、腎不全の方、ヘリコバクターピロリ菌除菌中または直後の方などにおいては正しい結果が得られない場合がありますので、ご注意下さい。

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